ドクターズコスメで人気の高い「エンビロン」。
美容皮膚科やサロンなどでの流通No1とも言われている化粧品ですが、いざ使ってみると肌荒れを起こしてしまう人が多い化粧品でもあります。
しかし、実際に使っている人の間では「肌荒れを乗り越えたら見違えるように肌がキレイになった」という絶賛の声が多いのも事実です。
では、本当のところはどうなのでしょうか?
というわけで、今回はエンビロン化粧品について
- 起こりうる肌症状(いわゆるA反応)の具体例
- A反応が出た時に検討すべき4つのこと
についてお話ししたいと思います。
エンビロンで肌荒れ「A反応」ってどういうもの?
エンビロンで肌荒れなどの反応が起こることを、俗に「A反応」と言います。
- 顔が赤くなる
- 皮が剥ける
- 肌がピリピリする
これは、エンビロンに含まれている「ビタミンA」から来ているのですが、エンビロンに限らずビタミンA配合のものはこういった反応を起こすことが多いです。
エンビロンは刺激に弱い成分を使用
ビタミンAは、その種類によって刺激の強さが変わってきます。
一般的には、シミやしわの治療として皮膚科で処方される「レチノイン酸」が最強。
エンビロン配合の成分よりもとっても効果が高い分(100倍もの効果という説も!)、肌への刺激が起きやすいと言われています。
それに比べて、エンビロンに使われているレチノールの成分は「パルミチン酸レチノール」「プロピオン酸レチノール」と言って、レチノールの中でも比較的刺激が弱いものになります。
レチノイン酸の1/100の作用とは言え、他の成分(ビタミンCとか)に比べたら反応出やすいんだよ。
そして、これらのA反応に対しては「副作用」と捉えるよりも、肌を少しずつ慣らしけば自然に収まるという考えが主流になっています。
トレチノインによるしみの治療の原理
副作用:使用すると反応性の皮膚炎が起こります。赤くなったり、ぽろぽろと角質が取れてきます。
このような反応はアレルギー反応(すなわち、薬かぶれ)として起こっているわけではありません。
適度な範囲であれば全く心配ありません。薬が効いていることのひとつの目安です。
ただ、だからと言ってその状態でずっと我慢し続けるのってかなり精神的にキツイですし、「そのうちキレイになるよ!」なんて言われたら止め時も分からなくなると思います。
また、肌荒れの全てが正常な反応というわけではなく、肌が炎症を起こしている可能性ももちろんあります。
なので、それを見極めるためにも、A反応が起こったらまずは一度これから説明する6つの方法を試してみてください。
A反応の解決法!肌荒れしたら試したい4つのこと
モイスチャーシリーズから試す
今使っているのは、モイスチャーシリーズですか?それともC-クエンスシリーズですか?
もしあなたがC-クエンスシリーズを使っているのなら、一旦モイスチャーシリーズに戻すようにしましょう。
どちらも入っているのは同じビタミンA(パルミチン酸レチノール、プロピオン酸レチノール)ですが、C-クエンスシリーズーズはモイスチャーシリーズの「上級版」という位置づけです。
C-クエンスの方がふんだんに色々な美容成分が配合されており効果が高い分、肌への刺激も出やすくなります。
刺激のことを考えても、まずはモイスチャーシリーズを試して(戻して)じっくり時間をかけ、肌の状態を見ながら徐々にC-クエンスシリーズにステップアップするという方法をとるようにしましょう。
ひとつ前のステップに戻す
エンビロンは、同じシリーズの中でもビタミンAの濃度によっていくつかの種類があり、ステップアップ式になっています。
もし、ステップアップをして肌が荒れてしまったのだとしたら、あなたの肌はまだそのステップは早かった可能性があります。
その場合は、一旦元のステップに戻して肌の状態を落ち着かせましょう。
もし、モイスチャーシリーズの最初の1でも反応が強く出てしまうようなら、デリケートシリーズから試してみましょう。
デリケートシリーズはビタミンAの前駆体(プロビタミン)なので、ビタミンAに比べて効果も肌への刺激もマイルドなのではじめての方にはおすすめですよ!
くれぐれも、肌の状態をよく見ながら行ってね!
量を調整する
使用量の目安は、それぞれ「パール2粒大」となっているのですが、たとえば
- ジェルはパール2粒のまま、クリームを1粒にする
- ジェルもクリームも少しだけにする
など量を調整することで反応が収まることがあります。
使用量の目安=あなたにとっての最適な量、ではないです。
量が分からないなら、まずは今の半分ほどにして様子を見てみましょう。
休む→使うを繰り返す
肌荒れが酷い場合は『一旦休む』という方法もあります。
- 休んで、肌の状態が落ち着いたらまた使う。
- またA反応を起こしてしまった場合はまた休む。
このように「使う⇒休む」を繰り返す方法ですが、そうすることによって徐々に肌が慣れていき、次第にA反応を起こさなくなるケースが多いです。
まずは一旦使用を中止して肌を落ち着かせよう!
上記のことを試しても赤み等が引かない場合は、A反応ではなくただ単に「肌に合わない」可能性があります。
使っていてちょっとでも違和感がある場合は、すぐに使用を中止して皮膚科に相談しましょう。
代案:刺激の少ない他の商品に代える
そして、もしどうしてもエンビロンによる刺激が気になるようなら、エンビロンにこだわらずにより刺激の少ない他の商品を試すという方法もあります。
中でも、
- できるだけ刺激の少ないものを試したい!
- でも、レチノールの効果は十分に感じたい!
といった方におすすめなのが、b.glen(ビーグレン)のエイジングケア商品]です。
まず、エンビロンは酸化しやすいレチノールを守るために「エアレス容器」や「アルミでラミネートされたチューブ」を使っているのですが、b.glenのエイジングケア商品はそもそもの成分自体を極小サイズ(髪の毛の1/500)のカプセルに閉じ込め、刺激の出にくい状態のまま肌の奥まで浸透させます。
また、この[st_af id=”12783″]にはエンビロンと同じ「パルミチン酸レチノール」の他にも、効果の高い「ピュアレチノール」と「レチノイン酸トコフェリル」が配合されています。
100%純粋レチノール。肌に浸透するとすぐに効果を発揮してくれる
研究の結果、レチノイン酸とほぼ同等の効果があるということが判明。それでいて安定性が高く、今注目の成分
参考「レチノイン酸トコフェリル=レチノイン酸」??実験結果を詳しく見る
もし、エンビロンを続けることに少しでも不安を感じるのなら、一度他の商品を試してみましょう。
意外とエンビロン以外の商品の方があなたの肌に合っているのかもしれませんよ!
b.glen(ビーグレン)エイジングケアについては下記記事に詳しくまとめてあります。
まとめ
エンビロンで肌荒れが起こった時の対処法
- モイスチャーシリーズから試す
- ひとつ前のステップに戻す
- 量を調整する
- 一旦休む
- 皮膚科に相談する
- 刺激の少ない別の商品を試してみる
肌の状態は、人によって違います。
くれぐれも「これはA反応だから大丈夫!」と思いこまないようにしてくださいね。