牛乳と豆乳、女性にとって美容にいいのはどっちだろう?って思った時、多くの人が「豆乳」と答えますよね。
ただ、その理由を聞くと
「何となく、こっちの方が良さそうだから」
「豆乳の方がヘルシーなイメージだから」
と曖昧な理由で飲んでいる人が結構多いです。
でも、実際には牛乳も、豆乳も同じくらい美容にとっては大切です。
牛乳の代わりに豆乳、豆乳の代わりに牛乳など「片方の代わり」には決してなれないんです。
そこで私がおすすめなのが「豆乳と牛乳を混ぜて飲む方法」。
というのも、この2つを一緒に飲むことで、別々に飲む時以上の効果を発揮してくれるんですよ!
牛乳と豆乳はどちらも譲れない栄養素がある
牛乳に含まれるカルシウムは、豆乳の7倍以上!
牛乳と言えば、何といっても「カルシウム」ですよね。
「豆乳も牛乳と似てるんだから、カルシウム豊富に含まれてるんじゃないの?」と思うかもしれないですが、実は豆乳に含まれているカルシウムの量は100gあたり15mg。
牛乳は100gあたり110gも含まれているので、この差なんと7倍!
同じ『1日にコップ一杯(約200g)飲む』でも、牛乳と豆乳では実に190mgものカルシウムの差が生まれてしまうんです。
ちなみに、カルシウムの一日摂取量の目安は600~800mgです。
牛乳1杯ならそれだけで一日の1/3を摂取できるけど、豆乳ならたったの1/20ということになるんですよね。
カルシウムは、骨を丈夫にするという大事な役割もありますが、実は皮膚の細胞もカルシウムで繋がれているんです。
そして、カルシウムを摂取することによって皮膚細胞が潤うの促す働きがあります。
細胞が潤うと、艶ハリのあるきめ細やかな肌を作ることができますし、逆に言うと、カルシウム不足はシワや乾燥肌への原因になってしまう、ということなんです。
鉄やビタミンEは豆乳の圧勝!
しかし、豆乳も負けてはいません。
実は、豆乳は牛乳と比べて、鉄が100gあたり12倍、ビタミンEに限っては何と30倍以上も多く含まれているんです。
鉄は、女性にとって欠かせない栄養素ですよね。
最近はただでさえ鉄分不足の女性が多いと言われていますが、意識して鉄分を摂らないと、貧血になりやすいだけでなく
・血行不良で顔色が悪くなる
・肌さびの原因である「活性酸素」を減らすことができず、結果ニキビやシミ、くすみなどが治りにくくなる
といったことが起きてしまいます。
また、鉄は実は体内のコラーゲンを作り出すのに欠かせない栄養素!
ぷるんとしてハリのある肌を作るためには、鉄の摂取が欠かせないんですよ~。
そしてもうひとつのビタミンEですが、こちらは通称「若返りビタミン」とも言われていて、鉄と同様、体の中の活性酸素をやっつけてシミやくすみなどの老化現象から守ってくれる役割を持ってます。
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また、血行を良くしてくれる役割があるので、新陳代謝が促されてターンオーバーを正常に近づけてくれます。
ターンオーバーは、ずばり 「肌の生まれ変わり」。
メラニン色素が含まれた古い角質がなくなることでシミの定着化を防ぐことができるので、シミのない透明感のある肌に近づくことができるんです。
・牛乳は豆乳よりもカルシウムが7倍も多く含まれている
・豆乳は牛乳よりも鉄やビタミンEが豊富に含まれている
このように比べてみても、美容のためには牛乳も豆乳もどっちも必要ということが分かりますよね。
なので、どちらに軍配が上がるわけでもなく、一番効果的なのは両方をバランス良く飲むこと!
そしておすすめは両方を「混ぜて」飲む、ということなんです。
牛乳と豆乳を混ぜて飲むとどうなる?
2つ一緒に飲むのがベスト!その理由は?
両方を混ぜる、というと、「1日にどっちも飲むのが面倒な人がする方法?」という印象を与えそうですが(もちろんそういった人にも最適)、でもそれだけじゃないんですよ!
というのも、2つを一緒に飲むことで、中の栄養素の吸収率がアップするんです。
具体的に言うと、豆乳に含まれているカルシウムは植物性なのですが、その吸収率は18%。単体で飲むとあまり吸収されないんですよね。
それに比べて、牛乳のカルシウム(動物性)の吸収率は50%と、植物性に比べて格段に高いです。
そして、その牛乳と豆乳を一緒に飲むことによって、牛乳の成分が豆乳のカルシウムの吸収率を上げるのを助けてくれるんです。
同じように、一緒に飲むことでたんぱく質や鉄分の吸収率も上がると言われているんですよ!
どうせ飲むなら体内にたくさん吸収された方が良いに決まってますよね!
というわけで、2つ買ったら2つ同時に飲んじゃおう!です♪
味は、牛乳寄り?それとも豆乳寄り?
私自身ずっと牛乳と豆乳を混ぜて飲むことに興味があったので、今回の記事をきっかけに飲んでみることにしました!
ちなみに牛乳、豆乳ともに色んな種類がありますが、今回は通常の牛乳(無調整)と、同じく無調整の豆乳にしてみました。
どっちも有名なやつですね!
そして今回は、両方を100mlずつの合計200mlにしました。
というのも、牛乳豆乳それぞれ1日の摂取目安量は200mlと言われているのですが、この無調整豆乳200mlに含まれる大豆イソフラボンは56mg。1日の摂取上限が75gなので、毎日大豆食品を食べている私としてはちょっと過剰摂取が怖いんですよね。
気にするほどでもないかもしれませんが、毎日味噌汁や醤油、豆腐や納豆など大豆を使ったものを何かしら食べている人は、豆乳であまりイソフラボンを摂取しない方が良いです。
あっという間に上限に達してしまいますからね。
というわけで、今回はそれぞれ100mlずつ!まずは牛乳から。
ここに無調整豆乳を100ml入れていきます。
色はうっすら黄色ですね。想像していた通りです。
そして肝心の味ですが、ずばり【あっさり豆乳】という感じです。
飲んだ後は豆乳の香りが鼻を抜けるのですが、豆乳そのものを飲むよりも「ほのかに」という感じ。後味もサッパリです。
豆乳独自の濃厚さがないので、豆乳が苦手…という人も、これならイケそうだなと思いました。(両方好きならまず全然問題なくイケます!)
これ、好みによって牛乳と豆乳の割合を変えてみたり、きな粉を加えてみるのもいいかもしれないなぁ。
また、低脂肪牛乳×調整豆乳や、無脂肪牛乳×無調整豆乳など、色んな種類で試してみるのも新たな発見がありそうですね。
自分好みで色々アレンジしてみると楽しいかも!
まとめ
今まで「牛乳と豆乳どっちにしようかな」と悩んでいた人は、これからはぜひ両方買ってください。
そして、両方一緒に飲んでみてください!
想像していた以上にマッチしていて、意外と飲みやすい&だんだんクセになってきますよ。^^