でも、実際にハイドロキノンを塗った部分が赤くなったっていう口コミ、聞いたことない?
でも、ハイドロキノンの赤みって「副作用」っていう説と「好転反応」って説があるじゃない?
あれって結局どっちなの?って迷っちゃうんだけど・・・。
事実、ハイドロキノンの赤みは炎症などによる「副作用」のケースと、シミが薄くなる上でできる「好転反応」の両方のケースがあります。
ちなみに好転反応については、美白専門ブランド「エルシーノ」さんも認めています。
特に、濃度の高いハイドロキノン配合の化粧品を使用する際は、使い始めに、赤みが出やすいと言われています。
このハイドロキノン使用による赤みは、肌に浸透していてシミまで届いているという効果の現れで、医学的には「好転反応」と言われます。
でも、明らかに両極端なこの2つを見極めるのってものすごく難しいですよね。
もちろん人によって症状はさまざまなので、一概に「これは副作用」「これは好転反応」と断言することはできません。
ですが、赤みが出た時のハイドロキノンの使用状況を確認することによって、どちらのケースなのかおおよそ見極めることができます。
ハイドロキノンを使ったら使用部分が赤くなってしまった人
このままハイドロキノンを使い続けるかどうか迷っている人
ハイドロキノンを使ってみたいけど、赤みによる副作用が心配な人
ハイドロキノンで赤くなった時に確認したい9つのチェックポイント
ハイドロキノンは、「肌の漂白剤」とも言われるくらいとっても強力な成分です。
また、湿度や熱に弱く、少しのことですぐ酸化してしまうという性質も持っています。
なので、ちょっとしたことで肌への刺激が起きやすく、肌が赤くなってしまう人って結構多いんです。
では、あなたの場合はどうでしょうか?
まずは下記のチェックポイントを確認してみてください。
1.トレチノイン(レチノイン酸)と併用してないか?
もし、あなたがハイドロキノンと併用して「トレチノイン(レチノイン酸)」を使っている場合、その赤みはトレチノインによるものの可能性があります。
トレチノインとは?
ハイドロキノンと同じくシミ治療薬のひとつ。
ハイドロキノンと併用すると効果が高まることから皮膚科でセットになって処方されることが多いです。
というのも、トレチノインは
- 肌の角質をとる
- 細胞分裂を早くする
などといった作用があり、ハイドロキノンと比べものにならないくらい肌への刺激が強いので、ハイドロキノンよりも肌が赤くなってしまうケースが多数報告されているんです。
参考皮膚科でレチノイン酸をゲット!副作用は安全?それとも危険?
また、トレチノインと併用した場合、トレチノインの影響で肌が刺激を受けたことにより、ハイドロキノンで赤みが出てしまうこともあります。
なので、まずはこの赤みがトレチノインによるものなのか?ハイドロキノンによるものなのか?を確かめてみましょう。
トレチノインを中止して赤みが引くようであれば、トレチノインによる赤みの可能性が高いですよ!
2.ハイドロキノンを使用してどのくらいで赤みが出たか?
あなたの赤みは、ハイドロキノンを塗ってどのくらいで発症しましたか?
もし、その赤みが24時間以内に出た場合は、アレルギー反応や何らかの炎症を起こしている「副作用」の可能性が高いです。
好転反応による赤みだとしても、そんなにすぐ出ることはほとんどないです。出るとしても数日後~数週間後というケースが大半です。
現状を知るためにも一度下記の方法でパッチテストを行ってみよう!
簡単なパッチテストの方法
- 絆創膏のガーゼ部分にハイドロキノン配合美容液を塗る(手に触れないよう、綿棒やスポイトなどを使うと良い)
- 二の腕の内側にその絆創膏を貼る
- そのまま24時間様子を見て、赤みやかぶれなどがないか確認する
3.数日たっても赤みがひかないか?
ハイドロキノンで赤みが出た場合、使用を中止するとその症状は落ち着いて、数日~少なくとも1週間程度でその赤みが消えていくことが多いです。
でも、
- いつまで経っても赤みが消えない
- むしろどんどんひどくなってる
- 何だかかゆくなってきた・・・
という場合は、肌に炎症が起きている(つまり、副作用)と考えた方が無難です。
4.海外製のものを使ってないか?
もしあなたが使っているハイドロキノンが海外製のものの場合、日本製のものよりも「副作用」の可能性は高くなります。
以前、海外製のハイドロキノン製品でひどい副作用が出た、というニュースはご存知ですか?
その商品はインド製のハイドロキノン配合クリーム(4%)だったのですが、ネットで購入&使用した女性が大きな水ぶくれを伴うアレルギー反応を起こしたことがありました。
これについては、厚生労働省も注意を呼び掛けています。
関連記事インターネットを介して個人輸入した美白を目的とする海外製クリーム剤の使用にご注意ください/厚生労働省
基本、海外製のものは「何が入っているか分からない」です。
このハイドロキノンクリームも、本当に4%配合されていたのか?本当はそれ以上配合されていたか?も誰にも(製造者以外)分かりません。
もしかしたら、ハイドロキノンではなくて別の成分が配合されていた可能性だってありますよね。
5.濃度が高すぎるものを使ってないか?
ハイドロキノンは濃度が高いほどシミへの効果も期待できますが、その分肌への刺激が強く副作用が出やすいです。
もちろん、たとえ高濃度のものでも皮膚科できちんと肌の状態を見てもらって「大丈夫!」と判断された上で処方されたものなら好転反応の可能性はあります。
ですが、高濃度のものを自己判断でネットなどで購入&そのまま使っている場合は、単に「あなたの肌に合っていない=副作用による赤み」の可能性が高いです。
6.塗りすぎてないか?
- シミ部分にハイドロキノンをこんもり盛るように塗っている
- 1日に何度も塗っている
こういった場合は、単にハイドロキノンを「塗り過ぎている」可能性があります。
ハイドロキノンは、塗れば塗るほど効果があがるものではないです。
むしろ、塗り過ぎることによって肌がかぶれ、赤みなどの副作用が出てしまうことがあります。
回数においても、通常は朝と夜の1日2回をすすめられることが多いです。それでも刺激が気になる人は夜の1回です。
それ以上に何度も塗っている場合は、明らかに「塗り過ぎ」になります。
7.紫外線対策はちゃんとしているか?
ハイドロキノンを塗ったあとの肌は、普段よりも紫外線を吸収しやすい状態になっています。
なので、いつも以上に紫外線に気をつかっていないと、それだけで赤みや色が濃くなるなどの「副作用」が出やすくなります。
確認しよう!
- 毎日きちんと日焼け止めクリームを塗っているか?
- 数時間おきに日焼け止めを塗り直しているか?
もし、こまめに日焼け止めの塗り直しができない人でも、マスクをしたりSPF入りのパウダーファンデーションを塗ったりすることでUV対策を上げることができます。
※飲む日焼け止めとの併用もおススメです。
参考飲む日焼け止めで紫外線対策強化!中でも私が「ニュートロックスサン」(主成分)にこだわる理由
特に、普段から紫外線を浴びると肌が赤くなってしまうタイプの人(色白で角層が薄いタイプが多い)は元々紫外線に弱く、すぐにダメージを受けやすいと言われているので注意が必要ですよ!
8.体調の良い状態で始めたか?
これはハイドロキノンに限らずですが、ホルモンバランスが崩れると肌にそのまま影響が出ることが多いです。
もし、あなたが
- 生理前
- 寝不足
- ストレスが溜まっている
といった状態でハイドロキノンを使い始めたとしたら、今の赤みはホルモンバランスの崩れにより副作用が出た可能性があります。
女性の体としては月経開始の週~排卵前の週が比較的肌が安定していると言われているよ。
9.保存の仕方がずさんになってないか?
ハイドロキノンは、基本的にとっても繊細な成分。
なので、ちょっとでもずさんな方法で保管をしているとあっという間に酸化してしまい、赤みやかぶれなどの「副作用」が起きてしまいます。
コレはダメ
- 使う前に手を洗っていない
- ふたを開けたらしばらくそのままの時がある
- 日に当たるところにそのまま放置している
- 何ヶ月もかけて使っている
もし1つでも当てはまることがあれば、そのハイドロキノンはとても危険な状態です。
特に、クリームを見て黄色~茶色になっていたら(本来は白)、それは酸化しているという証拠です。
赤みが出た場合、このまま続けててもいいの?
ハイドロキノンで赤みが出た場合は、とりあえず一旦使用を中止しましょう。
これは、「好転反応っぽいなー」と思った場合も同じです。
なぜなら、いくら好転反応だと思ったとしても、副作用の可能性が100%排除できないから。
ハイドロキノンをやめて、正常な状態なら2~3日すれば赤みはひいていきます。
そうなったら、基本的にはまた少しずつ使用を再開していってOKです。好転反応の場合、少しずつ免疫が出来て赤みもできにくくなります。
でも、副作用の場合は免疫も何もあったもんじゃありません。いつまで経っても赤みがひかない、ピリピリとした刺激やかぶれなどがある場合は明らかに「副作用」です。
その場合は使用は再開せずに、すぐに近くの皮膚科に相談するようにしましょう。
ハイドロキノンを使う際は、できるだけ「低刺激」のものを!
ハイドロキノンの副作用が怖い、でもハイドロキノンの効果を感じたい・・・というのであれば、できるだけ刺激性の少ないハイドロキノンを使うようにしましょう。
元々、ハイドロキノンは分子が大きく、肌への刺激が出やすいものです。
ですが、最近ではこのハイドロキノンを超微小のカプセルに閉じ込めることで肌の奥に安定的に浸透させるというものが登場しています。(一度に放出しないので肌への刺激が少ない)
どちらも「安心してハイドロキノンを使いたい」という方にぴったりなのですが、はじめての方は365日の全額返金保証がついている「ビーグレン」を買って試す方法がおすすmです。(アンプルールには全額返金制度がありません)
なお、ビーグレンにはしみしわに効果的といわれているレチノインシリーズもありますので、あわせて参考にしてくださいね。
まとめ
好転反応による赤みの可能性
- トレチノインと併用している(トレチノインによる赤み)
- パッチテストをきちんと行ってからはじめた
- 使いはじめて数日後~数週間後に赤みが出た
- 一旦使用をやめたら数日で赤みが引いた
副作用による赤みの可能性
- パッチテストを行ってない状態で始めた
- 使い始めてすぐに(24時間以内に)赤みが出た
- 赤みの他にヒリヒリとした刺激やかぶれ、かゆみがある
- 海外製のハイドロキノンを使っている
- 高濃度のハイドロキノンを使っている
- 決められた方法で保管していない
- 使用期限を守っていない
ハイドロキノンを使って赤みが出たら?
使用を一旦中止して様子を見る。
低刺激のハイドロキノンに替える。
はじめにも言いましたが、上記が当てはまったからと言って必ず「好転反応」「副作用」とは限らないです。
少しでも気になったなら、まずは使用を一旦中止してみて、お肌の状態を見ながら少しずつハイドロキノンと向き合っていきましょう。